ドライヤーを使うと、髪がパサパサして毛先がまとまらないなどの傷みが気になります。ドライヤーは、髪や頭皮のために必要なアイテムです。使い方を間違えると、髪の毛に余計なストレスを与えてしまいます。なぜ傷むのか、どう対処すればいいのかについてまとめました。おすすめする対処法も紹介しているので、ぜひご覧ください。

髪が傷む原因とは

なぜドライヤーを使うと髪が傷むのでしょうか。ドライヤーの使い方を工夫するだけで、髪の状態が変わってきます。原因について考えてみましょう。

髪の表面温度が上がる

まず考えられるのが、ドライヤーの熱です。熱風を髪にあてることで、表面温度が上がり、傷めるだけではなく、硬くてごわつく髪質に変化します。さらに、髪がとても乾燥(オーバードライ)してくるでしょう。熱変性(タンパク質変性)という、髪の成分であるタンパク質の異常につながるからです。

乾かすときの髪の摩擦

欠かせないキューティクルですが、乾かすときの摩擦が原因ではがれてしまうことがあります。とくに濡れた髪は、キューティクルがはがれやすくデリケートな状態です。タオルドライや、ドライヤーを使って乾かしている間にこすれると、キューティクルがはがれてパサついてきます。潤いやツヤを保つことができないでしょう。

ドライヤーの使い方を見直してみましょう

ドライヤーの熱で傷む原因が分かったところで、具体的にどう解決すればいいのかについて詳しく見ていきます。

熱の温度を意識する

ドライヤーの熱の温度を、使い分けましょう。ドライヤーには、強温風・弱温風・冷風(クールモード)があります。温度の切り替えができるので、風の温度を調節することができます。全体的に乾かすなら強温風、部分的に乾かすなら弱温風、くせをつけるなら冷風などを、用途に応じて使い分けが可能です。

熱ではなく風量を上げてみる

ドライヤーの風量を上げることも、ひとつの手段です。風量が大きいと、それだけ乾く時間が短くなり、熱によるダメージを軽減させます。広い範囲に風があたるように、ドライヤーのノズルを外して髪を乾かしてみましょう。さらに、ドライヤーを振りながら動かせば、無理なく乾かし熱を分散させることができます。

地肌や髪の根元を乾かす

髪を乾かすときには、地肌や髪の根元を重点に乾かしていきます。タオルドライをしたあと、乾きにくい部分から乾かすことで、毛先が落ち着きセットしやすくなるのです。髪型を整えたいと、毛先ばかりドライヤーをあてないように注意しましょう。

まとめ

ドライヤーの熱による傷みについての対処法を紹介しました。ちょっとしたポイントを意識してドライヤーを使ってみましょう。サロンドパッチでは、トリートメントメニューも用意しています。ドライヤーの使い方や髪の傷みに悩んでいるなら一度相談してみてください。